数字
書き手
H&N共同代表 浜本
数字のお勉強。
これ、ほとんどの飲食店スタッフがあんまり得意じゃないやつ。
でもこれがないとダメなんだけどね。
世の中全て数字でできてる。
現在の道具では測定しにくいものや、たとえ測定しても数値が多すぎて処理できず、わかりやすく表現や説明できないことも多いんで、数字で表せない事も多いのですが。
特に気合いや根性論が好きな飲食業界の人間は数字のことから目を背ける人が多いと思います。
でも時代は変わってきてる。
いろんな技術の進歩で、居酒屋もいろんな数値がちゃんと可視化できるようになってきてる。
今までは肌感覚だったことがだんだん数字で見えるようになってきてる。
昔は
「先月はこのメニューがよく出てた気がします」
だったものが、
「このメニューは先月○○個出ました」
「前の月に比べ○個増加、売上に占める比率も○%増加」
ってはっきり把握することができるようになった。
でもね、これは機械のデータ上の話。
そのデータをスタッフがきちんと読んで、適切に把握する力が無いと全く意味がない。
山勘で商売やってるのと変わらない。
暗算が早い必要はない。
スマホや電卓で計算すればいいから。
電卓にどの数字を打ち込めば何の数値がわかって、
その数値がお店にとって何を表してるか、
がちゃんとわかってないと意味がない。
数字にはちゃんと向き合おう。
その数字が何を表してるのかちゃんと理解して、
それによって自店の状態を正確に知らないとね。
こう考えると、若い時学校でやってきた勉強は本当に無駄じゃなかった。
学歴は別に絶対じゃないけど、勉強は大事ね。
昨日、オフィスで事務員さんにあることを質問されたんで、
きちんと説明できるように紙に数字をごちゃごちゃ書いて適当に手書きのグラフにしてみた。
一次関数のグラフ。
癖なのか、絵を描いたり手書きでもいいんでグラフに書き起こすとイメージつきやすい。
そこから計算を立ち上げる感じ。
ちょっとした問い合わせだったのにここまでやるか?って事務員さんも呆れてます(笑)
でも、これが僕の大事な武器。
書き終わった後に思い出したんだけど、
創業時に損益分岐点もこうやって出したよなー。
パソコンも持ってなく、スマホももちろんない時代、専門書も持ってない僕がこれを出せたのも中学校、高校の数学をそこそこちゃんとやってたせい。
まあ、本当に大事なものは数字の能力じゃなくて、数字で状況を理解したり説明したりできる能力。
そして論理的に物事を考える能力。
武器になるのは間違いない。
少なくとも義務教育でやってるレベルのことをちゃんとわかってたらだいたいのことはうまくやれるよ。
少なくとも、料理の力や接客の能力、専門的な知識や経験もない僕が今までやってこれたのはこれのおかげも大きい。
どんぶり勘定でもがっつり儲かるほどの剛腕さんならいいんだけど。
独立するにしろ、会社員としてやってくにしろ、
より高いレベルで商売するなら最低限は無いとやっていけない。
今これをみんなに教える仕事始めました。
数字を勉強することは論理的な思考回路を鍛えること。
みんなも僕も同時に頭抱えてます(笑)
一人でも数字に苦手意識がなくなるように。
気長にコツコツやろう。
パッションだけじゃなく、しっかりしたロジカルな考え方を土台に持ってた方が伸びがいい。
自分のパッションと才能を信じてる人は、地道にロジックを積み上げなくていいと思います。
それはそれでかっこいい生き方だ。
結果が出せるならね。
明日から台風。
海行けねーな。
天気予報の数値がよくないからな。