バリューチェーン。の話
書き手
H&N共同代表 中西
今日は店長会議。
会議の中でバリューチェーン(価値連鎖)の話をしたのでその話。
会議の流れで話したので上手く伝わらなかったかもしれないので。
↑ウイキペディアではこんなこと書いてるけど分かりづらい。
超簡単に言うと、「企業内部の隅々までその企業が強みにしている価値が浸透していて、活かせてるか?」みたいなこと。
うちでいったら現場の社員さんはもちろん、アルバイトさん、仕込みのパートさん、本部オフィスにいるスタッフまですべてに。
そのような企業は業界内で競争優位となり、差別化できる。 そのバリューチェーンを分析し、経営資源をどのように配分するかみたいなこと。
うちの強みは「接客」。
この「うちの強みは接客」ということが企業の隅々まで浸透していることが、価値としてお客さんに評価されて今の店舗数になってるんだと思ってます。
飲食あるあるですが、大きい店舗になると料理人とホールの仲が悪いことよくあります。
昔働いてた大型店は料理長と店長が言い争いをするとかしょっちゅうです。
働いてきた環境がそうさせるのでしょうけど、うちは料理人とホールという概念があまりない。
もともと接客畑を歩んできた僕が、小さい店舗だから料理しながら接客もしなきゃね!のスタンスなので。
そんで接客と料理だったら「接客」に力入れよう!ってスタンス。
もちろん料理に力を入れてない訳ではありません。配分の問題。
もともと料理と接客はトレードオフの関係だと思う。
料理に力を入れると接客に力を注ぎにくい。接客に力を入れると調理に力を注ぎにくい。
役割分担しても育った環境が悪いと上手く協力できない。
「料理は旨いけど接客がねー。」とか「接客はいいけど料理がねー」ってなるのはこのため。
なので接客(接近戦)が得意な料理人は最強です。
うちは料理ができる接客人みたいなイメージかな。
話がずれた。
要は、教育が難しい「人」を武器とした「接客」を強みと捉え、バリューチェーンとして企業の隅々まで浸透させ、お客さんに伝わるように仕組化させれば他の企業は模倣できないから勝ちやすいよ!ってこと。競争優位に立つために必要な「模倣困難性」です。
うちが創業から15年ずっと「接客」を価値としてやってきたことを他の飲食企業が明日から方向転換して「接客」に力を入れるぞ!っていってもそんな簡単に真似できるはずがない。
逆に、うちが明日からスタッフ全員に職人顔負けの料理を作るぞ!って言ってもスーパー時間かかる。
料理と接客はトレードオフ。
自社の強み(価値)を分析し、企業内部の隅々までにいきわたらせるってすごく大事。理念浸透も同じことだろうね。
僕→店長→アルバイトスタッフ・パートさんの浸透の流れ。
バリューチェーンって言葉を知らずに自然とやってたことが最近読んだ本に書いてあったのでちょっとうれしかった!
いい笑顔してる!
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